「メガトレンド」を追いかけ、「5分後の未来を展望する」ことを理想します。
エデン・近藤史恵・新潮社

が文庫化されていたので手にとった。

夢中になって一気に読了してしまいました。

確かに素晴らしい。

この小説は競技用自転車、ロードレースを扱ったものなのですが、今までの物語・小説と違うのは、

ツール・ド・フランスが舞台ということ。

自転車競技の中で最も有名なレースですが、かつ大きく、歴史が深く、偉大。

加えてグランツールという複雑なシステムとルールとルールにない慣習。

これらを前に物語を描き切るなんていかな文才をもってしてもたじろぐという物です。

現物のツールに敵うはずはないのだから。


読書メーター

近藤史恵「エデン」感想と、「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」

サクリファイスの続編『エデン』 近藤史恵の新作長篇はツールが舞台


とはいえこの小説、ありったけのエピソードを入混ぜて、ツールを見事に文章化してしまいました。

しかも主人公は力の劣る、とはいえめちゃくちゃ劣ってもいない、優勝候補のアシスト。

一見地味な彼が、ライバルであるフランス人の新生ルーキーと仲良くなっていくことで、

ストーリーの中で俄かに重要人物になっていく。

そこら辺の機微が心をくすぐってきます。


エデン=楽園とはツールの舞台のこと。

その魔力には抗えない。


ツール・ド・フランスって何なの?

その回答に近い小説です。
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