「メガトレンド」を追いかけ、「5分後の未来を展望する」ことを理想します。

三面等価の原則

三面等価の原則(さんめんとうかのげんそく)とは、生産面からみても分配面(所得面)から見ても支出面から見ても国内総生産(GDP)は同じ値になることを示す、マクロ経済学上の原則である[1][2]。


支出面から見たGDP

支出面から見たGDPは、上記のように分配されつくした国内総生産がどのようにして使われるのかという観点からとらえたものである[10]。

GDPの支出面は国内総支出(GDE)と呼ばれ、これは民間消費(C)、政府消費(G)、総固定資本形成(I)、財・サービスの輸出入(X-M)を合計したものである[10][11]。

総固定資本形成とは生産設備に対する粗投資のことであり、生産機械などに対する設備投資住宅建設などの住宅投資とに分けられる[10]。

財・サービスの輸出入とは、国内で生産されたものに対する海外における需要(X)から、海外で生産されたものに対する国内における需要(M)を差し引いたものである(X-M)[10]。このX-Mの値は経常収支と呼ばれ、これが正の値をとるときに経常収支は黒字となる[10]。


分配面から見たGDP

本節ではGDPを分配面から考える。例えば上記のパンの生産だけを行う国の経済において、小麦農家、製粉業者、パン工場がそれぞれの生産活動によって得た所得の合計は、付加価値の合計である50ということになるが、この50の所得は従業員の賃金、地主への地代、政府への税金として支払われたり、留保利潤として企業に残されたりなどといった具合に分配されていく[1]。つまり、付加価値の合計である生産面から見たGDPは、政府、家計、企業のいずれかの主体にすべて分配されつくすのである[1]。従って、このようにいずれの主体に分配されたかという観点から考察される分配面から見たGDPが、生産面から見たGDPと等しい値になるのは当然のこととも言える[9]。以上のことを踏まえると、以下の恒等関係が成り立つ[10]。

GDP ≡ 家計の収入 + 企業の収入 + 政府の収入
生産面から見たGDP ≡ 分配面から見たGDP


生産面から見たGDP

生産面から見たGDPとは、ある国において様々な生産部門によって生産された付加価値の合計を集約したもの、と定義される[3][4][5]。これを解説するに際しては具体例として単純化された経済を想定して述べられることが多いが[6][7]、ここではパンの生産だけを行う国の経済を例に挙げて考える[注 1]。この国は、パンの原材料となる小麦を生産する農家、小麦を粉にする製粉業者、製粉された粉でパンを製造するパン工場、以上3つの経済主体のみの経済活動で構成される国であることを想定する。この経済に対して石油を輸出する外国の石油会社の存在も想定する。さらにこの経済にはパンのみ消費する消費者しか存在しないこととする。

生産主体 生産総額 中間投入 石油輸入 付加価値
小麦農家 20 0 5 15
製粉業者 40 20 10 10
パン工業 80 40 15 25
合計 140 60 30 50

右表において、生産主体が稼いだ金額を生産総額、他の生産主体から購入した原材料費を中間投入、外国の石油会社から購入した石油費用を石油輸入、生産総額から中間投入と石油輸入を差し引いたものを付加価値として示した。生産総額から中間投入と石油輸入を差し引いたのは、生産面から見たGDPはその国の経済において生産されたものと定義されるものであり、外国から輸入した石油や他の生産主体によって生産された中間投入はこの定義に該当しないためである[8]。前述の通り生産面から見たGDPは各々の生産段階における付加価値の合計であるから[3][4][5]、このパンの生産のみを行う経済の生産面から見たGDPの値は右表において太字で示した付加価値の合計、つまり生産総額(140)から中間投入(60)と石油輸入(30)を差し引いた50ということになる。




国内総生産は何パターン化で計算できるのですね。

勘違いしてましたが、企業の売上高よりは、営業利益の方が近い概念。

さらに金融による利益は含まない。

となると日本は毎年500兆円の付加価値(≒経常利益)が生まれていることになりますが、どこに消えているんでしょうか。

売上高なら伸びがないのは問題ですが、付加価値なら別に伸びなくても問題ないのでは?

金融がGDPに含まれないなら、そちらから富が流出している可能性はありますね。


ただ、これで充足を感じられない社会なら、産業構造に問題があるのではなくて、他に問題がある気がします。

政府の分配能力、社会的成功者の社会還元。

そして世論を生み出すべき報道機関のミスディレクション。

民放が広告主である企業を無視できないのであれば、関係ないはずのNHKに期待。

ですがこちらも政府或いは世論を無視できない。


ひょっとしたら真っ当なジャーナリズムを作るのがこの国で必要なことなのかもしれませんね。
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