「メガトレンド」を追いかけ、「5分後の未来を展望する」ことを理想します。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
アラビア石油が新たに設立する子会社の株式譲渡に関するお知らせ

アラビア石油、資源開発から事実上撤退へ

 中東ペルシャ湾のカフジ油田を長年、自主開発していたアラビア石油が、資源開発から事実上撤退する。親会社で石油開発・精製会社のAOCホールディングスは27日、来年4月をめどに、アラ石を会社分割して新会社をつくると発表した。

 アラ石が開発していたノルウェーとエジプトの油田の生産が軌道に乗らなかったため、撤退することにした。AOCは、二つの油田の開発に携わっていた従業員約80人を新会社に移し、その会社の全株式を、資源開発大手のJX日鉱日石開発へ2013年4月をめどに譲渡する。譲渡額は非公表。ノルウェーとエジプトの油田の権益も売る方向で検討するという。

 アラ石には、クウェートからの原油輸入事業を残す。

 アラ石は「アラビア太郎」と呼ばれた山下太郎氏が、サウジアラビアとクウェートの沖合にあるカフジ油田を掘り当て、60年から約40年間開発してきた。しかし、03年にカフジ油田の採掘権がすべて失効したため、新しい油田の開発に乗り出したが、うまくいっていなかった。



AOCがアラビア石油を諦めます。

しれっとした記事なんですが、これって結構凄いことだと思います。

上流を強化しているJXエネに事業売却。

そもそもAOCはアラビア石油の上流と、富士石油の石油精製という上中流の不思議な業態。

それが上流がなくなれば石油精製だけで、ホールディングスの意味もなくなる。

このご時世もはや役目を終えた気もするのですが。




とはいえ案外そうも簡単ではない。

大株主の状況

東京電力株式会社 6,839.9 8.74
クウェイト石油公社 5,811.3 7.43
サウジアラビア王国政府 5,811.3 7.43
昭和シェル石油株式会社 5,144.0 6.57
住友化学株式会社 5,051.6 6.46
日本郵船株式会社 2,750.8 3.51
関西電力株式会社 1,900.0 2.43



結構資本が入り組んでいます。

http://www.aochd.co.jp/special/02.html

富士石油は1964年に、アラビア石油、東京電力(株)、住友化学(株)などの出資で設立されました。現在、昭和シェル石油(株)、東京電力(株)、住友化学(株)、JX日鉱日石エネルギー(株)、日本航空(株)などの安定した取引先を擁し、販売リスクが比較的少ない事業構造を構築しています。



単純にどこかに取り込まれるというよりは、

遊撃隊のような位置関係でそれぞれの懐事情に応じて、

取引量が変化されるところでしょう。

取引先、競合他社、クウェート・サウジ等と多角的な交渉・調整能力を求められる。

しかもこれ以上大きくなることが見込めない。

・・・厳しい経営環境のような気がします。

何か切り札を見込みたいですね。
関連記事
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://jderby.blog51.fc2.com/tb.php/3255-37dec411
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。