「メガトレンド」を追いかけ、「5分後の未来を展望する」ことを理想します。

国際バカロレア 平成30年までに200校 日本語での指導も可能に

「2018(平成30)年までに国際バカロレア(IB)認定校を200校まで増やす」との政府の方針を受け、都道府県の公立校を含めて認定校を目指す取り組みが始まっている。

 30年までに現状の7校(1条校)から200校に増やすのは困難という見方が多い。鍵となるのが、早ければ28年度から始まる予定の日本語によるDP履修課程だ。

 文科省によると、IBの主宰者団体と協議し、拠出金を支払うことで、大学受験を控えた高校2、3年生は今後、日本語での一部履修が可能になる。日本語DPでは、カリキュラム(1)~(6)グループのうち、(1)と(3)、(4)の一部科目は日本語で履修でき、試験も日本語で受けられる。(6)は科目を他のグループに振り替えることができるため、「英語での授業と試験が必須なのは実質、英語と数学だけ。『英語を除く全科目を日本語で履修できるように』という議論もあったが、海外へ進学し、英語環境での大学生活を考えると、1科目ぐらい英語で習った方がいいということで数学を残した」

 通常の歴史の授業では古代から現代までの通史を習うことが多いが、IBでは各国で起きた「革命」を抜き出し、現代の社会事象が「革命」にあたるのか、「革命」とは何かなどについて考え、討論する授業が展開される。

 連絡調整を行う星野あゆみ教諭(英語)によると、従来の学校教育との最も大きな違いは「全ての学びが実社会の問題と結びつけて考えられ、生徒たちの探求心、表現力、討論の能力が育つこと」。例えば、数学で円の性質を学ぶ際、写真を撮影するときのカメラ位置と対象の範囲の関係から考える。また、図形の場合もバスの車体移動など数学が実社会でどのように役立ち、どれほど大切かがわかる授業が行われているという。




2. 国際バカロレアの認定校

バカロレアにSAT センター試験とどう違う?

■フランス、じっくりと正解のない問いに向き合う
 フランスには「バカロレア」という資格試験がある。中等普通教育の修了と大学入学資格の証明を兼ねるもの。「一般」「専門」「工業」の三種類に分かれていて、大学進学者の多くが「一般」を選択する。大学は個別に試験を実施しないため、バカロレアを取得した上で希望の大学に願書を出し、入学許可を得るという仕組みになっている。ナポレオン1世が「幅広く人材を発掘する」目的で1808年に導入したといわれ、フランス国内で毎年70万人近くが受験する。合格率は8割程度。

 バカロレアの特徴は、知識の暗記や受験テクニックだけでは太刀打ちできない出題にある。日本のセンター試験はマークシートを使った選択式問題だが、バカロレアは与えられたテーマについて論述するというものだ。

■アメリカ、大学ごとの選抜システムに特徴
 アメリカにおける大学入試では、入試に必要な書類を提出し、主に書類選考によって合否が決まる。提出する書類には、成績証明書、ボランティアやスポーツなどの課外活動の記録、エッセイ、推薦書、そして、日本のセンター試験のようなものにあたる「SAT」と呼ばれる統一テストのスコアというのが一般的である。SATは年に数回受けることができる。ハーバードのように面接を行う場合もある。

 アメリカの大学日本の大学と大きく違うところは、大学側が持っている入学者の選抜システムであると、作家の冷泉彰彦氏は説明している。

 日本でもAO入試のように多様化してきているとはいえ、アメリカの入学者選抜システムのほうがはるかに複雑。提出された書類を多角的に分析して合否を決める。そして、ユニークな点であるのは、合否の基準が、1つの学校でも、毎年変わるという点である。「今年はどのような生徒を取るのか。」という基準が毎年変わるということを意味する。

 もちろん、各学校の伝統を守りそうな人材も何割かはとるが、逆に、その伝統を壊してもイノベーションを起こしそうな人材も取る。これは、大学は、授業のディスカッションをどのように盛り上げるのか、将来どのような社会のリーダーになりそうか、どのような仕事につき、大学にはどのぐらい寄付をしてくれそうなのか、そのようなことを考えて人材を選抜するのだ。

 そのぐらい、アメリカにおいては、大学側の「このような人物に育てたい」という意志が強いということだ。



内容を見る限り「バカロレア」が正しいとは思えません。

自分で考える力が重要なのは確かですが、知識の裏付けなしに考えても意味がないかと。

多様な人材を得て様々な考え方を混ぜるという点で、アメリカの考え方の方がいいと思いますが、

「育てたい人を学校側が選ぶ」という点が超越的な感じがします。


世界への切符?「国際バカロレア」は有効か

IBには単なる語学力や論理的思考力、プレゼンテーション技能の向上を超えた「ある哲学」にこそ真髄が宿るのだと説く。

“国際バカロレアの大きな特色は、「全人教育」というところにあります。これは、思考力・表現力に重点を置いた高い知的水準の達成はもちろんのこと、同時に異文化に対する理解力と寛容性を養うこと、さらに社会の一員としての自覚と責任感を養うことを目標としています。”<『国際バカロレア 世界トップ教育への切符』(田口雅子著 松柏社)より>

「IB取得には社会奉仕が課せられています。これは、知識は持っているだけではダメで、それをどう社会に還元していくかが問われるからです。国連に勤務していた時を振り返ると、リーダーシップを発揮して尊敬されている人に共通するのは、知識・見識を持っていて、他者への共感力があり、創造的なことでした」これぞまさに、IB教育が目指す人材像だろう。

IBは国際エリート教育にもつながるだけあって、その取得に至るまでのプロセスは、並大抵ではない。長男のKさんに、高校時代の勉強ぶりを振り返ってもらった。ちなみに、Kさんは、IBの必須科目として「文学(英語)」「語学(日本語)」「歴史」「物理・生物」「数学」「美術(建築)」「Theory of Knowledge(知識の理論)」を履修した。

「文学では、古典から現代文学、詩、戯曲まで、作品の一部ではなく全部通読することを求められます。それに加えて、各教科のレポートも書かなくてはなりません。また、他の人のレポートも読んで授業で意見することも求められるので、それに備えておかなければなりません。さらに、選択科目の作品づくりをしながら、サッカー部の試合や海外遠征を認定試験直前まで続けました。とにかくすべてが同時進行でしたね」

IBでは、古典などから普遍的な思想を学んだ上で、今の社会の課題解決にどうつなげていくかについて、論理的に結論まで導いていくことを求められる。2年間の学習成果を問う認定試験は、記述試験と口述試験で構成される。日本の大学入試で多用される、暗記すれば対応できる選択式の問題はない。古典などを通じてこれまでの思想を学んだ上で、自分はどう考えるか独自の見解を示さなければならない。

現在の国際秩序は、第二次世界大戦終了後にできた国連憲章をベースにできていて、国連憲章に書かれていることが普遍的価値とされているのですが、そのことを知っている人がとても少ない。外交や開発支援など、国際的な舞台で活躍したいのであれば、まずはこうした大きな枠組みを学んだ上で個別のテーマを捉え、国際社会や市民社会がどのような価値観をベースに枠組みづくりや取り組みを進めてきたかを体系的に理解する必要があるのです



読むと国際バカロレアって、高校の間で最低限の知識を詰め込み、

それを元に自分の考え方をいつ何時誰に表現してもおかしくないように準備しておく

というものっぽいですね。

全てをそれに捧げる必要がありそうで、並の人間ではついていけなさそう。

「国際バカロレア」が日本で普及するために

インターナショナルスクールで共通の中等教育を修了させ、各国の大学に円滑に入学させうる国際的共通カリキュラムと、世界的に認証される大学入学資格が必要と考えられるようになったのである。

グローバル化が進む世界にあって、多様な価値観や異質な集団の中で、主体的思考や行動を伴いリーダーシップがとれるグローバル人材の育成が重要であることが産学官共通に強く認識され、差し迫った政策課題として浮上してきたことがある。
日本は、長らく国内で独自の文化を醸成し、教育はその文化を伝達するものとして機能してきた。しかし、グローバル化の動きにあって、多様な人種や民族が共存してきた歴史を持つ欧米諸国での思考、態度、ルール、コミュニケーションを求められる場面が身近となり、国家・社会の形成者の育成として国民教育の名のもとに行われてきた日本の教育に、この新たな社会的要請に応える教育カリキュラムが求められるようになった。

IBは1クラス25人以下とされているため、最大で25人×200校として、約5000人程度のディプロマ資格受験者が想定される。この約5000人の出口として、IBの点数に応じてIBを認定し入学を許可する大学の数は十分だと想定できるのであろうか。
実際、日本国内の大学でのIBの認知度は以前に比べて相当高くなっており、一部の大学ではIBを積極的に評価して入学許可をしている。しかし、日本のすべての大学が同様の対応をしているわけではない。日本では、大学入試センター試験の成績提出が国公立大学や一部の私立大学での入試要件となっている。

IBの得点は標準化されており、変動幅が少なく、欧米大学では大学入学選抜資料としての信頼性が高いとされている。このことを踏まえれば、IBの点数を大学入試センター試験の点数に換算する尺度を作成することも一考する価値がある。



やりたい方向性は大体わかった気がします。

今後、国際競争・交流の中に巻き込まれていく日本として、国際標準に追いついていく必要はあるかと思います。

一方で、国際バカロレアが日本の教育に組み込まれた時点で、変質する気もします。




フランス バカロレア
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