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エボラ出血熱の感染拡大を手助けするものとは?

エボラ出血熱の特徴はその名の通り重度の出血を伴うという点。
エボラウイルスに感染すると嘔吐と下痢が始まり、血圧が下がり感染者の全身の循環系が機能しなくなって……
内臓が機能不全を起こします。
エボラは空気感染するウイルスではないので、感染する経路としては「感染者の血液や分泌物、排泄物、吐瀉物などが飛び散ったときに触れてしまう」というのが主要なもの。

エボラウイルスの感染拡大を防ぐための唯一の方法は、感染した人物を明らかにし、隔離し、そして感染してから接触した疑いのある人物を調査する、というものです。しかし、現在の大流行ではこれがうまく進んでいない、とのこと。
報道の影響でエボラウイルスに感染した人は名前を変えたりあの手この手を駆使し、自分が感染者であることを気づかれないようにしている、と国際支援団体の一員としてリベリアでエボラ出血熱患者を看護したIngrid Gercamaさんは現地の様子を語ります。こういった状況から、「NGOは現在よりポジティブなメッセージを広めようとしています。エボラが致命的な病であるだとか、治療法がないことを言うよりも、40%の感染者が生き残っていることを強調しようとしているんです」とGercamaさんはコメント。



致死率50%超えのエボラ出血熱の感染拡大を図でまとめるとこうなる

エボラ出血熱による犠牲者を出した4国は、すべて西アフリカに位置しています。New England Journal of Medicineの研究者によると、2013年12月6日にギニアの2歳の男の子が発症したのが今回の大流行の始まりと考えられています。

エボラ出血熱が襲ったギニアのゲケドゥ(Gueckedou)は西アフリカ有数の交易地で、2014年3月末までにエボラウイルスは国境を越えリベリア、シエラレオネに広がっていきました。2014年6月には国境なき医師団が「エボラ出血熱の流行はコントロール不能」と表明。このころからエボラ出血熱感染者の死亡者数がうなぎ登りに増えています。

エボラ出血熱の感染者数と死亡者数を棒グラフにした図。1979年から1994年のようにまったく感染者が発生しないこともありますが、一度流行すると数百人単位で感染者が増え多くの人が死亡する場合があることが分かります。しかし、過去40年近い期間の感染者数を見渡せば、2014年の流行は例年にないほどの規模であることは明らか。

特に、1976年から2013年までのエボラ出血熱発生地(赤色)の大半が中央アフリカ一帯に限定されていたのに対して、2014年の大流行はこれまでエボラ出血熱が発生していなかった西アフリカ地域で発生したこと(緑色)が一目瞭然です。

エボラ出血熱が大流行した原因については、まず第一に衛生面でのインフラが未整備であることが挙げられています。エボラウイルスは空気感染せず、またウイルス自体もアルコールや石けんでの消毒が可能なためエボラ出血熱に感染した人・野生動物の体液や排泄物に触れなければ感染を防げると考えられているところ、西アフリカの国々では公衆衛生環境が整っていないため感染拡大を食い止めることに失敗しているというわけです。なお、アフリカ有数の産油国であるナイジェリアは1億7000万人を超える人口にもかかわらず、エボラ出血熱の犠牲者が4人にとどまっているのは公衆衛生環境が比較的整っているからだとの指摘があります。

また、エボラウイルスの感染拡大を食い止められなかった理由として感染の疑いのある患者を隔離することに失敗した事実も挙げられます。リベリア政府はエボラ出血熱に感染した疑いのある患者が多かった貧困地域を隔離したところ、政府の隔離措置に反発した住民が隔離施設を襲撃して患者の血液の付着したシーツを盗んだ後逃走するなどのトラブルが発生し、結果として感染拡大の制御に失敗したことが指摘されています。

また、西アフリカ諸国では、長年の内戦状態が原因で、政府に対して疑心を持つ人が多くいる国もあり、政府の隔離指示に従わなかったり、エボラ出血熱感染について届け出なかったりする人も多いとされ、エボラ出血熱が猛威をふるうリベリアのように「医者の数より兵士の数の方が多い」という国もある通り、全体的な医療リソースの不足も感染拡大の大きな原因となっています。



【図解・国際】西アフリカで感染拡大するエボラ熱の死者数




猛威! エボラウイルスの謎 感染ルートや生態は未解明

ウイルスは糸状で、DNAより原始的なRNAと呼ばれる核酸が遺伝情報を担う。RNAはタンパク質の殻に覆われ、さらに外膜に包まれている。外膜の表面にはタンパク質と糖でできた多くの突起があり、これを使ってヒトの細胞の膜に付着し、感染する。

コウモリから完全な形でウイルスが検出された例はなく、決定的な証拠は得られていない。北海道大の高田礼人(あやと)教授(ウイルス学)は中央アフリカのザンビアで、流行の多いコンゴから雨期に飛来するオオコウモリの血液や臓器を採取。10年近くかけて約700匹を調べたが、ウイルスは見つかっていない。

エボラ出血熱の大流行で治療薬の早期開発が世界的な課題になってきた。主なターゲットは、ウイルスの細胞への付着阻害▽膜融合の阻害▽RNAの合成阻害▽子孫ウイルスが細胞外に出るのを阻害-の4つだ。

 富士フイルム傘下の企業が開発したインフルエンザ治療薬「ファビピラビル」は、RNA合成に関わる酵素の働きを阻害する。エボラウイルスでの効果は未確認だが、米食品医薬品局(FDA)が臨床試験を検討している。

 世界保健機関(WHO)が緊急措置として使用を認めた未承認薬「ZMapp」(ジーマップ)は、細胞付着から膜の融合までの経路を阻害するという。ただ、エボラウイルスにはいくつかの種類がある。ZMappは今回流行したザイール型などに対し、サルで効果があったというが、将来を見据えれば、さらに別のタイプが流行したときにも使える薬が必要だ。高田教授はエボラウイルスに共通して効果がある抗体薬の開発を目指している。また、河岡教授は子孫ウイルスの形成に重要な役割を果たすタンパク質の研究で成果を挙げており、増殖抑制への応用が期待される。






エボラ出血熱

エボラウイルスは大きさが80 - 800nmの細長いRNAウイルスであり、ひも状、U字型、ぜんまい型など形は決まっておらず多種多様である。



80nm×800nm

デングウイルス 60nm×60nm

インフルエンザウイルス 100nm×100nm




まとめると、エボラウイルスは普段はどこにいるか分からない。

一説にはコウモリと言われているが明確になっていない。

で数年から十数年は何もないこともあるが突如として大量に感染する。

RNAウイルスで定型を持たず変異が容易。

またサイズは80nm×800nmと、ウイルスでも結構な大きさを誇る。


確かにサイズだけ見ると大きすぎるので一度感染したら致死率高いのも分かります。

流行期が長いというのは普段はここまで大きくなれないのでしょう。

だから宿主も容易に見つからない。

そして一回感染に成功したらRNAウイルスであることを最大限に活かし、

どれだけ細切れになっても容易に活動を停止しないのでしょう。

目下最強クラスのウイルスであることも想像できますね。
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