「メガトレンド」を追いかけ、「5分後の未来を展望する」ことを理想します。

再論:アジアインフラ投資銀行
  アジアインフラ投資銀行(以下「AIIB」)は、アジアで各国に跨がる交通インフラなどの整備を促進して域内各国の「互連互通」を進めていく中国の構想だが、日本では情報が乏しいこともあって、まともに議論されたことがない。



インフラ銀 「戦わずして日米に勝つ」 総裁は中国元財政次官か
米ドルを基軸通貨とする既存の国際金融秩序とは別に、自国に有利なルールを作り上げたい中国は、潤沢な資金力を武器に多くの国々を陣営に引き入れ、「戦わずして日米に勝つ」との策を実行に移しつつあるからだ。

習指導部が、2013年10月に提唱したAIIB構想に、「中国の事前想定すら大きく超えた参加国」(日中関係筋)が吸い寄せられた背景には、約4兆ドルの外貨準備高をもち、人民元の国際化も進めている中国の資金力への期待がある。

途上国のインフラ建設をめぐっては、20年までに8兆ドルの資金需要が見込まれるが、世銀やADBの資金では不足とされる。また、環境評価や融資判断で世銀などの厳格な基準には途上国などの不満も根強い。



「AIIB」で中国陣営に飛び込んだ韓国

真田:中国の狙いは「ADB潰し」どころか、もっと大きいと思います。私は既存の、米国を中軸とする国際金融体制への挑戦と見ます。戦後の国際金融秩序を司ってきたのは3つの国際機関です。復興、開発を担当してきた世界銀行グループ、為替の監督管理、ルール作りを担当する国際通貨基金(IMF)、そして貿易と投資の管理監督を担当する世界貿易機関(WTO=旧GATT)です。

真田:もちろん人民元の国際化は、米国に対する挑戦の一部です。
鈴置:「AIIBはドル建てで出資し、融資すると中国は言っている。人民元の国際化にはつながらない」と主張する人もいます。
真田:それは国際金融の実務を知らない人の見方です。ドル建てにするかではなく、ドルの決済機能――Reimbursementと呼びますが、――をどこに置くかがポイントなのです。もし中国が決済機能をドルの発券国である米国に置くのなら、人民元のデビューは当面はないと見ていいでしょう。一方、中国に置くのなら、人民元を国際通貨にする布石だな、と読むべきです。

真田:英国の参加は私にとっても驚きでした。先ほど申し上げた、戦後の国際金融秩序の仕組み――ブレトン・ウッズ(Bretton Woods)体制――は米英が作り、協力して維持してきたからです。 英国の参加の理由は2つ考えられます。まず、中国の実態経済の拡大に裏打ちされたAIIBはもう、止められない――と判断して「それなら中に入ってチェックしよう」「英国と同様に中国の意図を疑う国と一緒に、必要なら内側からブレーキをかけよう」と考えたと思われます。



アジア投資銀行 無視することはできない
投資銀行は昨年10月に中国や東南アジアなどの新興国を主体に21カ国で設立に合意した。新興国に鉄道や道路、発電所などの建設資金を融資するのが目的だ。各国の出資により年内に発足する運びである。本部は北京に置く。中国は最大の出資国で、組織のトップも送り込む見通しだ。

戦後日本が築き上げてきたアジアでの立場を踏まえる必要があろう。それは日米の同盟関係とは別の話である。経済を軸とする多面的な活動を通じてアジア発展に責任を負い、貢献してきた。米国とは違う関与の仕方があって当然だ。中国側は「開放的なものであり、積極参加を歓迎する」と言い、既存金融秩序とも「協調していく」としている。その言葉通り、経済力や影響力の誇示でなく、アジアの未来に尽くす姿勢を大切にしてもらいたい。






最近やけに目につくAIIBですが。

そして提灯持ちの記事が多い気もしますが。

なんで皆ポジティブ評価なのか。

単純に中国の国内インフラが資金的問題で止まりゴーストタウン化する今、国内投資は無理。

実需のある国外に目を向け国内の建設会社を向かわせる。

単純に出ていくと非難を浴びるため、AIIBを作り大義名分を掲げる。

そして各国の参加を募り、できれば資金的な手当てもしたい。

中国的な目論見はこんな感じでは?

成り行き的に人民元を国際決済通貨にしたい野望はあるかもしれませんが、

あくまで成り行きでそんな結果になればいい的な希望でしょ?


欧州・韓国の参加はポジティブなものじゃなくて、中国のおこぼれを少しでも頂きたいというのが見え見え。

本気で突っ込んでいくとは思えない。


まともに運用できるとは思えない機関で、

現状成り行きを見守るのが正しいと個人的にも思います。

だから今回は不参加かと見てましたが、そう思わない人も多いんでしょうか。
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