「メガトレンド」を追いかけ、「5分後の未来を展望する」ことを理想します。

シェルが英BGグループの買収で合意、総額702億ドル

英蘭系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルは8日、英天然ガス生産大手BGグループを470億ポンド(702億ドル)で買収することで合意したと発表した。石油業界では過去10年強で最大の買収となる。世界で今年発表された買収案件としても最大。現金と株式交換による買収で、共同声明によるとBGグループ1株当たりの買収価格は換算で約1350ペンス。これは90取引日平均に約52%上乗せした水準となる。7日時点でBGグループの時価総額は460億ドル。シェルは2020億ドル、世界最大の石油会社米エクソン・モービルは3600億ドル

買収によりシェルは、世界最大の液化天然ガス(LNG)プロジェクトなど、ブラジル、東アフリカ、オーストラリア、カザフスタン、エジプトの大規模プロジェクトへのアクセスが可能となる。シェルのベン・ファン・ブールデン最高経営責任者(CEO)は、「さまざまな可能性を検討してきたが、BGグループは統合相手として常に最適の候補に挙がっていた」とし、買収で合意したことで深海油田開発、およびガス分野で強力なポートフォリオを持つ2つの企業が世界的な統合が実現すると述べた。世界的な原油価格の下落を受け、石油業界では買収観測が高まっており、BGグループはたびたびターゲット企業として指摘されていた。ジェフェリーズのアナリストによると、BGグループの買収により、シェルの生産量は2018年には原油換算で日量420万バレルに達し、同年にはエクソン・モービルを抜いて上場会社としては世界最大の原油・天然ガス生産会社になる見通し

ブールデンCEOは、オーストラリア、ブラジル、中国、欧州連合(EU)で独占禁止当局と綿密な交渉が必要になる可能性があると指摘。ただ、強制的な資産売却につながる公算は小さいとの見方を示した。BGグループ買収により、シェルの原油と天然ガスの確認埋蔵量は25%増える。シェルはまた、2016─18年の資産売却額を300億ドルに増やす方針を示した。JBCエナジー・アジアのディレクター、リチャード・ゴリー氏は、「原油と天然ガス価格が(向こう2年間に)回復しなければ、シェルはキャッシュフローの面で困難な状況に直面すると予想されるため、(今回の買収で)シェルは大きな賭けに出た」としている。8日中盤のロンドン株式市場で、BGグループ株は前日終値比約29%高の1175ペンスで推移。一時は1301.62ペンスまで上昇した。一方、シェルは約4.2%安の2006ペンスで推移している。



原油業界は風雲急ですね。

シェルの目標はエクソンモービルでしょうから、まだ攻勢はあるかも。

そうなると日本からの撤退も現実味を帯びて。

「家族経営・出光」の買収に「外資系・昭シェル」激しい拒否感 違い過ぎる企業文化で交渉難航の予感

現時点でのさや当ては出光ですが、企業文化的には同じ外資系だった東燃の方が合いそうな気もしますが。
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