「メガトレンド」を追いかけ、「5分後の未来を展望する」ことを理想します。
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マラリア撲滅に誰が資金を出すのか

マラリアは間違いなく「顧みられない病気」のカテゴリーに入る。
すなわち、貧しい国々が中心的に襲われる疾病だ。
「過去30年間に開発された新薬のうち、『顧みられない病気』用に製造されたのはわずか1%程度。
ところがこうした病気は、世界の疾患の12%以上を占めるものなのだ」


「マラリア市場は、需要は計り知れないほど大きいが、利益は取るに足りないほど少ない」。


地球上で最も流行している感染症マラリアは、
マラリア原虫を媒介する、夜行性のハマダラカのメスに刺されることによって人から人へと感染する。
感染予防ができ、治療可能な病気だが、
治療が受けられなかったり適切に対処が施されなかったりした場合、多くの子どもが命を落とす。
マラリアはアフリカを中心に45秒に一人の子どもの命を奪い、アフリカ諸国の保健衛生費の40%を使い果たす
世界人口の約半分がマラリアの脅威にさらされている。
程度の差こそあれアフリカサハラ砂漠以南、アジア、ラテンアメリカ、中近東、さらにはヨーロッパまでがその地域に含まれる。

2010年、65万5千人の死者が報告されそのうち81%がアフリカの人々だ
犠牲者の大多数が5歳以下の子どもたちである。
同じ年、2億1600万人の感染者が登録されている。
しかしこれらの数字は推定に過ぎない。
マラリアが流行する国々では保健衛生基盤が十分に整っておらず全てのケースを正確に診断し統計を取ることは困難だからである。


ゲイツ財団からの強力な支援を受け、
英国の製薬大手グラクソ・スミスクライン社 (GSK)が開発したワクチン「RTS,S」は、
20近く存在するマラリアワクチン候補の中で最も臨床試験が進んだものだ。
現在アフリカ7カ国で生後5カ月から17カ月までの子ども1万6000人が、臨床試験(第3相試験)に参加している。
臨床試験の中間報告によると、ワクチン投与によりマラリア発症が約半数に抑えられたという。
まだ「奇跡の薬」というわけではないが希望への大きな第一歩だ。
実用化されれば、ウイルスや細菌に比べるとより巧みに宿主の免疫システムをくぐり抜ける、
寄生虫による感染症に対する世界初のワクチンとなる。
「RTS,S」は2年以内に実用化が見込まれており、おそらく10ドル以下(約800円)の原価で販売される予定だ。




グラクソ・スミスクライン マラリアワクチン候補品RTS,SをEUへ薬事申請したことを発表 2014-08-04


マラリアは熱帯の病気かと思ってましたが、どこにでも現れうるということですね。
マラリア原虫とハマダラ蚊と人さえいればいくらでも増えうる。
暖かい方が単に動きが活発ということでしょうか。

予防はやはりハマダラ蚊を防ぐことで、道路を舗装、下水道整備等で水溜りになることを防ぐことでしょうか。

色々考えると途上国では厳しいかもですね。

市場は広大ですが、途上国で資金提供が難しいし、一度撲滅したらほぼ再出しないということで、
医薬品メーカーは手を出しにくい。




ハマダラカがマラリアにかからないのはなぜ?

マラリアと いう病気がハマダラカという蚊の媒介する原虫によって引き起こされることはよく知られていますが、
意外に知られていないのが、マラリアの中間宿主はヒトで あり、蚊は最終宿主だという点です。
マラリア原虫はハマダラカの体内でしか有性生殖できず、さらにそこで無性生殖も行い、約1万倍に増えると言われていま す

では、なぜハマダラカはマラリアで死なないのでしょうか?
実は、ハマダラカの中にも感染で死んでしまうものもいるそうで、正確にはほとんど死なないと 言ったほうが正しいでしょう。
いずれにせよ、ハマダラカの体内では、マラリア原虫の増殖を制御している何らかのメカニズムがあるのは確かなようで、
それが 何なのか今までよくわかっていませんでした。
しかし、Science誌の9月10日号に掲載された論文により、その一端が明らかになったようです。
蚊などの昆虫の免疫システムは、ヒトなど脊椎動物のそれと異なり、
免疫記憶(一度かかった病気にはかからない)は形成されないと考えられていました。
しかし、今回の論文では、一度マラリア原虫に感染したハマダラカは、2度目の感染に対して、
一度も感染したことのないハマダラカよりも10倍以上感染しにくいことがわかりました。
つまり、2回目にハマダラカの体内に入ったマラリア原虫は、蚊の体内でほとんど殺され、
有性生殖の機会も激減したというのです。

と ころが、不思議なことに、細菌だけを殺す抗生物質を与えたハマダラカでは、この免疫記憶が見られなかったのです。
ということは、この免疫には、蚊の体内に 元々いた細菌の働きが必要であったことがわかります。
さらに調べてみると、マラリア原虫はハマダラカに感染した後、蚊の腸で増殖し、
それによって蚊の腸壁 が破壊され、そこから少しずつ漏れ出た蚊の腸内細菌が、
継続的な免疫反応を誘導し、そのせいで2度目の感染に強い(免疫記憶が形成される)のだということがわかりました。

こ れらの結果により、脊椎動物における、
免疫グロブリンを介した免疫記憶とはそのメカニズムがまったく異なってはいるものの、
ハマダラカにもマラリア原虫に 対する免疫記憶のような状態を誘導できることがわかったことから、
研究者らはさらに、一度感染したハマダラカの体液を、一度も感染していないハマダラカに 注射し、
ワクチンのような効果があるかどうかを調べました(写真)。
すると、ワクチンを注射されたハマダラカの約4割は、
これまで一度もマラリア原虫に感染したことがなかったにも関わらず、
それに感染することはなかった、つまり確かにワクチンの効果があったことが証明されました。

今後は、このワクチンに含まれる免疫成分が何なのかを特定し、
それを虫除けスプレーのように噴霧することで、ハマダラカ自体をマラリア原虫の感染から防ぐことが考えられています。
マラリアなんて日本とは無関係と思われるかもしれませんが、
日本にもかつて土着マラリアが存在していたことはご存知でしたか?
最近のように、日本もこれだけ暑く、亜熱帯化するようになると、
かつての土着マラリアが、再び蔓延するやもしれず、
マラリアとの戦いが、決して他人事ではなくなる日がやって来るかもしれません。






寄生虫学において各種宿主の違いについて教えてください。




マラリア原虫は、つまりヒトの体内は、危険な状況なので、有性生殖が出来ず無性生殖をしている。
ハマダラ蚊の中は安全なので有性生殖ができる。

マラリア原虫は、ハマダラ蚊の腸内で活動するが、腸内から出てきた細菌が身体中に広がると、
二度目の時は高確率でマラリア原虫を殺してしまう。一度目の腸内で効かなかったのはなぜ?

データが少なすぎて、現時点ではミステリーですね。
誰がどういう理由でマラリア原虫を殺すのか。
一度目はセーフで二度目はアウトの理由はなぜか。
有性生殖と関係があるのかもしれません。
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