「メガトレンド」を追いかけ、「5分後の未来を展望する」ことを理想します。

中央構造線の“もと”になった断層

白亜紀前期にアジア大陸東縁には、「イザナギプレート」が南から北へ、速い速度(たとえば20cm/年)で沈み込んでいました。イザナギプレートは、アジア大陸の下に完全に沈み込んでしまい、いまは地表には存在していません。白亜紀後期には、イザナギプレートと太平洋プレートの境だった中央海嶺が沈み込み、それ以後は太平洋プレートが沈み込んでいます。なおフィリピン海プレートは、古第三紀に生まれ、新第三紀に沈み込みが始まりました。

イザナギプレートが、大陸の縁に対して斜めに沈み込んでいたため、大陸の縁に北へ引きずる力がかかりました。そのため大陸の東部に、何列もの左横ずれ断層群ができました。






列島誕生の地イザナギプレート跡で新証拠 マントルがプレート動かす

 巨大地震の原因ともなるプレート(地殻)が移動するのは、マントルが熱対流を起こすから。

 おおむねこれは正しいが、厳密には「マントルが流動するから、その上に浮かんでいるプレートが動く」のか、「プレートが自分の重さでマントルの中に沈み込むから、その動きに引っ張られて動く」のかは、いまだ明らかになっていない。

 しかし海洋研究開発機構(JAMSTEC)は31日、「マントルが流動するから、プレートが動く」説の有力な証拠を発見したと発表した。

 発見した場所は、北海道南東沖100〜700キロの海域。

 ここは現在、「太平洋プレートの上」になっているが、約1億2000万年前には「イザナギプレート」と太平洋プレートの境界にあたる「中央海嶺」があった場所。

 「イザナギプレート」は、かつて北西太平洋にあったが、その上にある島を乗せてアジア大陸に衝突、今はユーラシアプレートの下に完全に沈み込んでいるが、このプレート運動によって現在の日本列島が形作られたと考えられている。

 そしてJAMSTECは、地下構造探査システムや海底地震計を使って、このイザナギプレートと太平洋プレートのかつての境界だった中央海嶺(これも現在は地球内部に飲み込まれ消滅している)付近の大規模地下構造調査を行なった。

 その結果、かつての中央海嶺直下のマントルは、中央海嶺から離れる方向に流動しており、それに引きずられて、その上に乗っている地殻も、同じ方向に移動したことが明らかになったとのこと。

 JAMSTECは、この発見を「マントルが流動するから、その上に浮かんでいるプレートが動く」説を裏付ける有力な証拠としており、今後は地球深部探査船「ちきゅう」により、マントルの直接掘削を実現し、さらに検証を進めたいとしている。






イザナギプレート




11. 日本列島の構造と歴史
関連記事
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://jderby.blog51.fc2.com/tb.php/3875-43694aba
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック